ACTION 取組状況

三井住友海上プライマリー生命

初のスマホ完結型の変額年金保険

三井住友海上プライマリー生命保険は、デジタルバンク「みんなの銀行」のAPIを活用した日本初*のスマホ完結型の変額年金保険「AHARA(アハラ)」の販売を2023年5月29日に開始しました。主にYZ世代向けに提供するサービスで、最低500円から積み立てができ、デジタルを活用することで低コストを実現しています。定期的、あるいは任意のタイミングでの追加の積み立ても可能で、投資信託などを投資対象とした特別勘定を通じて、長期・積立・分散投資による資産形成に取り組むことができます。

* 「AHARA(アハラ)」は市場リスクを有する生命保険商品(特定保険契約)です。
特定保険契約の申込みから契約成立までをネット完結できる商品は日本初となります(2023年3月時点。三井住友海上プライマリー生命調べ)。

社会課題

超低金利が続く日本では、貯蓄だけでお金を増やすことは困難です。一方で人生100年時代が現実のものになり、若者世代も老後の資金などに備えるために、貯蓄以外の金融商品を活用した資産形成が必要となっています。しかし投資を始める際には、まとまったお金が必要であったり、口座開設時に紙による本人確認書類の準備、郵送での提出など煩雑な手続きがあったりするなど、そのハードルが高いという課題がありました。

解決策

デジタル技術の活用によってストレスなくスムーズな申し込みができるかについて議論を重ねました。その中で、提携先である「みんなの銀行」などと検討を進め、申し込みの手続きをスマートフォンで完結できる「AHARA」を開発しました。

社会へのインパクト

市場リスクを有する生命保険商品(特定保険契約)の申し込み手続きをスマホで完結するのは国内初です。「AHARA」は、資産形成を気軽に始めたいというYZ世代に向けた商品として注目を集めています。少額から、自由なタイミングで積み立てることが可能で「みんなの銀行」のAPI活用やデジタル化により、お客さまの費用負担も低く抑えました。

当社への経済的インパクト

「AHARA」はグループ中期経営計画の基本戦略の一つ「Transformation(事業の変革)」と三井住友海上プライマリー生命の中期経営計画の成長ビジョンの一つ「デジタル技術を活用した新事業モデルの創出」を体現するものです。価値創造と収益力の強化の実現に向けたチャレンジを行っています。

事業機会の創出

三井住友海上プライマリー生命が更なる成長を実現するには、資産形成マーケットなどに新しい事業領域を広げ、社会課題の解決に取り組んでいく必要があります。「AHARA」はその一環であり、将来の新たな事業基盤を目指します。

パートナーのコメント

「みんなの銀行」が提供するAPIは、国内銀行では初めての世界トップセキュリティ規格「FAPI」により、安全にお客さまの銀行口座と各種サービスをつなげ、フリクションレスな顧客体験を実現するものです。「AHARA」においては決済だけでなく、煩わしい本人確認の手続きを簡略化することができました。今後もさまざまな業界、業種のサービスに当行のAPIを活用いただくことで、みんなに価値ある『つながり』を提供してまいります。